長年、一般病院にて急性期、回復期、外来のリハビリに携わってきました。病院に入院されている患者様はご自宅に退院することが目標であり、退院して生活できる身体状況になることが重要です。ご自宅に退院された後は、活動範囲の拡大や社会参加により、さらなる身体機能の向上が目標となる方々がいらっしゃいますが、そのためにリハビリを行える場が非常に少なく、病院勤務時代には十分な助言や支援を行うことができませんでした。そんな時、脳神経リハビリセンターは、発症後何年経過しているお客様であっても、セラピストがしっかりとリハビリが行える環境であり、多くのお客様が目標に向けて取り組んでいるということを知り、私もその一員として勤務したいと思い入職しました。

お客様の日々の状態を十分に観察することを大切にしています。それは身体機能だけではなく、体温や脈拍などの全身状態、心配や不安などの精神面も含め、どのような状態かを理解することで、適切なリハビリを選択し、よりよい結果に繋がっていくものと思っています。適切で最善なリハビリを行い、小さな変化でも感じていただけるよう心掛けています。